求めるのは「技術だけではない」──成長する“人財”の条件
整骨院で働くということは、ただ手技を覚えるだけではありません。
人と向き合う力、変化を受け入れる姿勢、自分自身を成長させ続けるマインドが、実は最も大切なのです。
成長のカギは「素直さ」にある
私たちが求めているのは、「素直に学ぶことができる人」です。
「素直であること」とは、なんでも言うことを聞く“従順さ”ではありません。
それは、知らないことを認め、受け取り、試してみる柔らかさのこと。
『満たされた茶碗に、お茶は注げない』
禅の教えにこんな話があります。
ある若者が、有名な老師のもとに学びに行きました。
自信満々の彼は、自分の知識や経験を次々と語ります。
老師は何も言わず、彼のお茶碗にお茶を注ぎ続けました。
あふれ出すお茶を見て、若者が言いました。
「もう入りません、あふれています!」
老師は穏やかに言いました。
「君の心も同じだ。まず空にしなければ、何も学べないよ」
「素直さ」とは、心の空白をつくること。
そこにこそ、本物の知識も、技術も、人の想いも入ってくるのです。
「聴く力」が、あなたの器を広げる
患者さんの言葉をしっかり“聴く”
先輩のアドバイスを素直に“聴く”
仲間の意見に耳を傾け、視野を広げる
そうやって、一つひとつの「聴く」があなたの“器”を大きくしていきます。
その器に、知識が、経験が、信頼が、そして成果が注がれていくのです。
成長と成果がつながったとき、仕事は“楽しく”なる
新卒でも、中途でも。
最初はできないことばかりです。
でも、「昨日よりもできた」「ありがとうと言われた」
そんな小さな成功体験が積み重なっていくと…
成長が成果に変わり
成果がやりがいに変わり
やりがいが“楽しさ”に変わっていく
これこそが、仕事が“本当に楽しい”と思える瞬間です。
この“本当に楽しい”にたどり着ける人は意外と少ない。
その意外に少ない人と一緒に仕事をすると叶わない夢はなくなることを実感しています。
株式会社HCC
代表取締役 佐々木 高則